【新唐人2014年8月15日】8月12日、四川省でチベット族の村民が警察に弾圧され、十数人が負傷しました。
チベット亡命政府の公式サイトが14日に公表した写真からは、はっきりと弾痕が見えます。
報道によると、四川省カンゼ・チベット族自治州のワンジャ村長が住民の弁護をしたところ、8月11日の深夜、軍と警察にひそかに連行されました。知らせを聞いた村民約100人が翌朝、地元政府に抗議し、村長を解放するよう求めたところ、軍と警察の武力弾圧に遭いました。
イギリスのチベット人団体「国際チベット応援運動」が亡命チベット人の話として伝えたところによると、現在、軍と警察が地元を制御しており、訪問者は高齢者や子供でも、尋問を受けるそうです。
高智晟氏 危ぶまれる健康状態
中国の有名な人権派弁護士、高智晟氏が8月7日、ようやく釈放されましたが、今もウルムチ市の義父の家に軟禁されています。高氏の妻・耿和さんは8月13日、ツイッターに「夫は刑務所で虐待を受けたため、体重が減り、記憶力と言語能力が大きく下がった。健康状態が心配だ」と書き込みました。
大陸 2日間で7件の群衆抗議事件
広東省、湖南省、浙江省、山東省、重慶市、遼寧省など、7つの省や市で、8月12日と13日の2日間に、7件も群衆抗議事件が起きました。
海外のサイト「中国ジャスミン革命」の14日付けの報道によると、8月11日から12日にかけて、広東省廉江市のある村で、村民数百人が乗用車やショベルカー、トラックなどで道路を塞ぎ、手にこん棒や鎌を持って、強制立ち退きに抵抗しました。これを受け、政府は立ち退きの延期を決めています。
8月13日、浙江省紹興市のある村の村民は、ひそかに土地を売り私腹を肥やしたとして、村のトップに抗議するデモを行ったところ、警察の鎮圧に遭い、大勢が殴打され逮捕されました。
同じ日、山東省菏沢市、重慶市巴南区でも強制立ち退きなどに抗議する、数百人規模のデモが起こりました。
8月12日、湖南省湘潭市、江蘇省崑山市、遼寧省瀋陽市などの住民がごみ焼却場の建設や高額の費用徴収に抗議するため、横断幕を掲げ街頭で抗議をしましたが、警察に弾圧されました。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2014/08/15/a1130520.html(中国語)
(翻訳/河合 ナレーター/村上 映像編集/李)